節約生活に登場しがちな「野草」

「ミニマムな暮らし」や「節約」についての本を読んでいると、ちょいちょい登場するのが野草です。
「年収90万円で東京ハッピーライフ」と言う本の中でも野草が紹介されています。この方、本当に東京で90万円で暮らしているので驚きです。
現代でこそ、野草を食べることに驚きや抵抗があるかもしれませんが、ほんの数十年前~100年前くらいまでは野草を食べることが普通でした。
現代でもよもぎもちを食べたりしますし、山形県ではスベリヒユと言う野草がスーパーで普通に売られているそうです。
また、健康食品や青汁、健康茶等にも野草はよく使われています。
例えば、母乳の出が良くなると言われていて1000円以上で売られているたんぽぽコーヒーも、たんぽぽの根っこなので野草です。
私自身も、野草の勉強会に出たり、野草の図鑑を複数持っていたりして、野草について勉強をして生活に取り入れています。
今回はそんな野草のメリットやデメリット、野草を学べる書籍についてお伝えします。
野草のメリット
①無料

野草は無料で取ってこれます。
今の時代農業や家庭菜園をしていない限り、野菜はスーパーで買ってくる方がほとんどだと思いますが、野草は無料です。
農業や家庭菜園のように育てる手間もありません。
摘み取ったとしても、根っこさえ残しておけば生命力が強いので勝手にぐんぐん生えてきます。
手間もお金もかからないのが野草なんです。
②楽しい

野草を探して摘むのはとても楽しい作業です。
以前、野草を摘んで食べる勉強会に出席しましたが、子どもも大人も楽しそうに摘んでいました。
野草は苦みがあるものもありますが、自分で摘んで料理をすると野菜嫌いのお子さんもがんばって食べていました(笑)
野草の知識があると、田舎や自然の中へのおでかけ、キャンプ等がより楽しくなります。
知識が無ければただの田んぼや草むらに見えても、知識があると宝の山に見えてきます。
同じ場所にいても知識の有無で、楽しさが全然変わってきます。
どうせなら楽しめた方がいいと思いませんか?
③栄養価が高い

世界の栽培野菜の栄養価が低下している中、一方で野草は栄養価が高いと言われています。
野草は栽培野菜とは違い、厳しい自然の中で人の力を借りなくても自力で生き延びているので、栄養価が高くなります。
野草が寒さに対抗したり、害虫に食べられないようにしたり、紫外線の害から身を守るためにつくる物質が、人間にとっては「健康に良い栄養素」になります。
なので、野草は多くの健康食品の原材料に使われています。
たまに野草を生活に取り入れることで、栽培野菜からは摂れないような栄養素を摂ることができるんです。
野草のデメリット
①毒を持っているものがある
野草には毒を持っているものがあります。
ちょっとお腹を壊して済む程度のものから、下手したら死ぬものまであります。
このような野草を食べないようにするには、確実に自分が知っている野草だけを食べることがおすすめなんですが毒があるものと見分けづらいものもあります。
野草の本を買ったら、大体毒がある野草や似ている野草との見分け方も紹介されているので、しっかりと読み込んで、怪しいものは摘まないようにしましょう。
②ボリュームはそんなに無い
野草は栽培野菜と違って、ボリューム(重量)はそんなに無いことが多いです。
ある程度ボリューム(重量)を取ろうと思ったら、結構な量を摘まないといけなかったりします。
なので、キャベツやもやしの炒め物にちょっと野草を加えてみる等、普通の野菜と組み合わせて使用すると栄養たっぷりでボリュームも取れるのでおすすめです。
北九州市内・近辺の野草を使用している飲食店
ここまで野草のメリット・デメリットをお伝えしましたが、実際に食べてみないとなかなかイメージがつかないと思います。
そこで、北九州市内・北九州市近辺でお料理に野草を使用している飲食店をご紹介します。
私も実際に行ったことがありますが、とてもおいしいです!
ぜひ行ってみてください。
ラ・パペリーナ
小倉の紫川のすぐ畔にあるイタリア料理店です。
上毛町(こうげまち)から毎日野草を仕入れて、タンポポをサラダにしたりと野草をお料理に使用されています。
シェフに質問をすると快く答えてくださいます。
Plantago(プランタゴ)
ちょっと北九州市から距離はありますが、うきは市にあるPlantagoと言う古民家カフェです。
めっちゃお洒落ですが、ランチは野草のフリットやベーグルが食べられます。
ドライブがてら行ってみられるのがおすすめです。
野草について学べるおすすめ本
野草について学ぶには本を複数買って読むのがおすすめです。
本によって載っている野草の種類や写真が違うので、複数持っておいた方がわかりやすいです。
私自身もわからない野草があれば本で調べたり、本に載っている野草を見つけたら写真と照らし合わせたりしながら少しずつ覚えました。
私も実際に持っていて活用しているおすすめの本をご紹介します。
食べる野草図鑑
一番最初に買うならこの本がおすすめです。
メジャーな野草ばかりが載っていますし、写真も豊富です。
レシピがついているので、活用しやすいと思います。
どれか一冊だけ手元に残すとしたらこの本かなと思います。
山菜ガイド
こちらは平地・山・海辺にわけて野草が紹介されています。
しかも、調理法や調理後の写真も載っているので便利です。
ただ、レシピまでは載っていないので自分で調べる必要があります。
身近な野草・雑草
こちらは食べられないものも含めて野草がたくさん載っています。
調理法は載っていませんが、季節ごとに分けられているので大変見やすいです。
野草を勉強し始めると、食べられない野草の名前も気になってきたりするので、1冊あると便利です。
野草の力をいただいて
こちらの本は超元気な若杉ばあちゃんが、野草の食べ方を教えてくれる本です。
野草の写真やレシピも載っていますが、食養の考え方を若杉ばあちゃんが教えてくれます。
読んでいると妙に元気になる本です。
薬草の自然療法
こちらは自然療法で有名な東城百合子さんが書かれた本です。
写真は載っておらずイラストと文章だけですが、薬草として野草がたくさん紹介されています。
薬草として紹介されているので、効能から調理法までかなり詳しく紹介されていてとても勉強になります。
最後に
野草について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
野草は1回覚えたらずっと無料で楽しめますので、ぜひ勉強されてみてください!